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『全裸監督』の登場人物のモデルとなった人物の一覧

出典: ブリブリー百科事典『ホジペディア(Hojipedia)』

 

  全羅監督とは異なります。


f:id:kobayakawapediaki:20210702220431j:plain『全裸監督』の登場人物のモデルとなった人物の一覧(ぜんらかんとくのとうじょうじんぶつのモデルとなったじんぶつのいちらん)は、Netflix配信ドラマ『全裸監督』に登場する役のモデルになった実在する人物の一覧である。

複数の人物をモデルとする役が多いことが本作の特徴である。

また、モデルが存在する人物・作品・店舗であっても、オリジナルの名称をそのまま使用する場合と、もじった名称にする場合とが混在している。

 

※ 一部ネタバレを含みます。

※ 出典や根拠のない個人の見解が含まれます。

 

人物一覧

※記載順
・役名(俳優) - モデルとされる人物

 

チーム村西のスタッフ

村西とおる山田孝之) - 村西とおる時任三郎(パート2第1話でリゲインCMのパロディAVが流れる)

・川田研二(玉山鉄二) - 本橋信宏西村忠治クリスタル映像創業者)。パート1は本橋、パート2は西村がイメージされている[1]男優としてSM作品に出演する設定、人形を愛する設定はドラマオリジナルである。

・三田村康介(柄本時生) - 日比野正明(村西の助手、のちのAV監督)、他。※パート2最終話で奈緒子が婚約者を連れて別れの挨拶にくるシーンはほぼ史実(卑弥呼との関係)[1]。実際はドラマ以上の大失恋であり、ショックで1週間自宅にこもり関係者と音信不通になっていた。(関係者らは自殺の可能性大と判断して付近のビルや踏切を捜索したほどである)

・小瀬田順子(伊藤沙莉) - 不明。ダイヤモンド映像の女性AV監督には豊田薫がいるが村西門下ではなく、ドラマの設定とは共通点が少ない。メイク担当から監督に転身したという設定だが、AV女優引退後にヘアメイクとなった東清美(村西作品には中ひろみの別名義で出演)がヒントか?。

ラグビー後藤(後藤剛範) - ターザン八木(ダイヤモンド映像スタッフ兼男優、のちのAV監督)。筋骨隆々の体格はマグナム北斗がヒントか?。ラガーマンの設定はクリスタル映像の男優たちがラグビー部員の設定で出演した愛川みゆき主演「ノンストップエクスタシー 仁義なきいんらん」(奥出哲雄監督)が元との指摘もある[2]

・大場ますみ(MEGUMI) - 持ち逃げのエピソードは実話だが、恋人男性と共謀した美人OLが主犯の設定は三和銀行オンライン詐欺事件伊藤素子がモデルと思われる[独自研究?]。

・パート2第1話冒頭のモニターに映る口髭の中年男優 - 斎藤修(通称:なめだるま親方)、あるいは平口広美

 

経営者

・荒井トシ(満島真之介) - 山田光俊せいふく舎創業者)

・WADAYA創業者 和田篤(ピエール瀧) - 佐藤太治[要出典]ビデオ安売王創業者)※拡大路線やカリスマ性のある強面の人物像が佐藤と重なる。ドラマでは80年代の村西ら製作者とレンタル王との力関係や共に繁栄していく様が描かれているが、佐藤が村西と出会った時期はAV不況後の1994年であり、低迷期の村西作品の販売不振で大損害を被るなど、実際の関係に劇的な要素はない。

・池沢栄吾(石橋凌)  - 架空の人物だが、山崎紀雄宇宙企画英知出版創業者)や西村忠治(クリスタル映像創業者)などの存在が意識されている。

・海野晃一(伊原剛志) - レイトンハウス代表赤城明宇宙通信社長江名輝彦アサヒスーパードライCMの落合信彦など、バブル時代の成功者の人物像が集約されている。

 

AV女優

・佐原恵美=黒木香森田望智) - 黒木香

奈緒子(冨手麻妙) - 卑弥呼沙羅樹、他複数のAV女優。※三田村との関係は卑弥呼と日比野の実話が元になっている[1]。また、裏ビデオ流出や引退後にOLに転職したエピソードは松坂季実子がモデルと思われる[独自研究?]

・千葉ミユキ=乃木真梨子(恒松祐里) - 乃木真梨子 ※AV女優に転身するまではカネボウ化粧品の美容部員だった。

・レンタル店のロッカーに貼られたポスター 飯山愛『東京ドドンパ娘』 - 女優名は飯島愛、作品名は小沢奈美主演の同名AV ※パート2第6話

※当初の構想ではクリスタル映像の再建に大きく貢献した飯島愛をパート2のヒロインにする予定であったが、村西とのエピソードに乏しいため、後に伴侶となる乃木真梨子に変更された[1]

・江戸川ローマ(増田有華) - 田中露央沙梶原恭子、他複数のダイヤモンド映像専属女優。人気アイドルとのスキャンダルは梶原のエピソード(詳細は後述)

・咲良夢梨亜(佐藤あいり) - 桜樹ルイ

・北村まいこ(大塚かなえ) - 野坂なつみ

・有木瞳(尾碕真花) - 憂木瞳

児童福祉法違反のAV『吹きすぎてしまった私』の主演女優 高島真理子 - 高槻真理子(当時17歳)※パート2第1話でパッケージ写真のみの出演

レンタルビデオショップのポスターの女優あいだももこ、今野つかさ - あいだもも紺野つかさ ※パート2第2話

・同ポスター 舞温子『社長令嬢・温子』 - 舞悦子社長令嬢・悦子

・レンタルランキング1位のAV 森小雪『雪が降ってきたよ』 - 小森愛愛が降ってきたよ』 ※パート2第2話

 

村西の逸話に基づく人物

・村西幸子(階戸瑠李) - 村西とおるの元妻。※乃木との再婚前に2度の離婚歴が有る。

衛星放送設備を持つ新興宗教パポルの教祖畑山慎一(下元史朗) - 統一教会教祖文鮮明、会長久保木修己。※川崎市にあった衛星放送局ワンワールドテレビジョン三菱商事の仲介で村西が19億円で購入し、アダルトビデオ専門チャンネルダイヤモンドチャンネルを開局した。

新興宗教パポルの財務担当白石(吹越満) - 古田元男ハッピーワールド社長)

・レイニードッグのセンター北条ケン(桜田通) - 田原俊彦 ※作中の『ありがとうケンちゃん』は、田原との一夜限りの情事を告白した梶原恭子主演ビデオ『ありがとうトシちゃん』が元ネタ。また、レイニードッグの色分けされた衣装で親しみやすい愛称の5人組男性アイドルという設定はたのきんトリオシブガキ隊少年隊光GENJIジャニーズ事務所所属アイドルのイメージが集約されている。ちなみに村西は『ありがとうトシちゃん』を紹介した番組『11PM』のディレクターがジャニーズの圧力で左遷された恨みから、ジャニー喜多川の少年への性虐待疑惑の追求に熱をあげるようになった。

・『ありがとう』シリーズに抗議するレイニードッグファン - メリー喜多川藤島ジュリー景子白波瀬傑らジャニーズ側との話し合いの場で、村西側を糾弾したトシちゃんファン数名。

社会党党首 土井たか子駒塚由衣) - 土井たか子(10代目日本社会党委員長

 

テレビ番組出演者

・『ザ・パンチTV』の司会者男性2名 - 笑福亭鶴瓶上岡龍太郎。1987年6月2日放送のよみうりテレビ制作『鶴瓶上岡パペポTV』に黒木がゲスト出演している。ちなみに、黒木がレギュラー出演していた関西ローカル番組は『おとなのえほん』(サンテレビ)である。

・深夜番組司会者(中村祐志松宮なつ) - ヒロミ松本伊代(フジテレビ系列『オールナイトフジ』)。実際には松本司会の時期(1984年 - 1986年)とB21スペシャルレギュラー出演時(1989年 - 1991年)は異なる。※パート2第2話

・深夜番組ひな壇女性陣 - オールナイターズ(同上)

トーク番組ホスト(山口森広)・アシスタント - 村上龍岡部まり(TBS系列『Ryu's Bar 気ままにいい夜』)※パート2第1話

・討論番組『朝まで徹底討論』司会者 村田修二郎 - 田原総一朗テレビ朝日系列『朝まで生テレビ!』)※パート1第8話、パート2第3話

・『朝まで徹底討論』パネリスト 大嶋湊、野崎昭夫 - 大島渚野坂昭如

・新宿クラブ襲撃事件を伝えるアナウンサー - 初老・不自然な髪型・メガネなどの特徴から露木茂フジテレビ)の可能性が高い[独自研究?]。※パート2第5話

 

実在した事件・風俗に基づく人物

・新宿クラブ襲撃事件犯人グループ - 歌舞伎町クラブ「ヴィーナス」内強盗殺人事件(2001年8月16日)の容疑者グループ(中国籍男性5人組。内3名は事件の2年後に中国で逮捕。桂暁鋒が2017年に日本で逮捕。国外逃亡した郭明宇が国際手配中)

ディスコ扇子を持って踊るボディコンの女性客たち - ジュリアナ東京お立ち台ギャル ※パート1第8話

 

ネタ的な登場人物

・ピンクのカツラとタイガーマスクのお面で自転車に乗る謎の人物 - 新宿タイガー新聞配達員)※パート1第5話、パート2第2話・第4話に登場する。

・テレビ局の廊下にいる派手な衣装の男女 - 坪倉唯子近藤房之助B.B.クィーンズ)。ザ・ベストテン出演者という設定だが実際にはB.B.クィーンズ結成前の1989年に番組は終了している。 ※パート2第2話

・質問をする女性記者竹内都子) - 不明。貫禄のある風貌から東海林のり子武藤まき子の可能性もあるが、あからさまに東海林をモデルとした役は後に登場する。 ※パート2第4話

芸能リポーター - 東海林のり子梨元勝の二名は明確な特徴から確定。他数名は明確な模倣が見られないが、前田忠明鬼沢慶一石川敏男須藤甚一郎福岡翼井上公造みといせい子駒井千佳子らのイメージが統合されているものと考えられる。※パート2第7話

・青い帽子のF1レーサー - アイルトン・セナ ※パート2第3話

・F1チームリーダー - ロン・デニスマクラーレンレーシングチーム代表)

 

人物以外

・札幌の英会話教材販売会社ビアンカ・インターナショナル - グロリア・​インターナショナル日本支社(東京)※村西がセールスマンとして勤務して大成功を収めた。

・サファイヤ映像 - クリスタル映像

・ポセイドン企画 - 宇宙企画

・「元祖ノーパン喫茶 JOY」の立て看板 - 京都に実在したノーパン喫茶の元祖とされる店舗「ジャーニー」 ※パート1第3話

・「DX歌舞伎町」の看板 - 実在した同名のストリップ劇場(2019年6月閉館) ※パート1オープニング他。第6話の案内看板に「風鈴会館裏ホテル・地下」とあるのは歌舞伎町の雑居ビル風林会館が元ネタ。

・「3F 風林ビリヤード」の看板 - 風林会館に実在したビリヤード場(2016年1月閉店)。実際は4Fにあった。

・「3F サントリー ラウンジ ロータリー」の看板 - 風林会館に実在した歴史あるキャバレー(2020年2月閉店)。実際は6Fにあった。

・1986年頃の歌舞伎町一番街アーチ付近の看板「タイムズ珈琲」 - 現存する純喫茶珈琲タイムス。※パート1第7話。

※ 上記シーンで「お好み焼き本陣」のみ本物の看板である。同様の宣伝的演出には「九州ラーメン博多っ子」「焼肉大門」などが確認できる。

※当時の歌舞伎町入り口付近の風景は一部失われているにも関わらず、近年の外観を看板のみCG加工した演出は時代考証がぬるいとの指摘が有る[3]。同様にスタジオアルタのカラービジョンに平成おじさんが映される演出についても、当時はカラーではなかったとの指摘がある[3]

・村西不在時のAV撮影現場に置かれているオブジェ - TENGA(村西のハワイ勾留は1986〜87年、TENGA発売は2005年であるため時代考証的には誤り) ※パート1第7話

黒木香のビデオ独占即売会が催された店舗 - 芳賀書店か?(神田神保町)。実際には黒木のビデオは一般販売されておらず、14,800円という値段設定もレンタル屋の仕入れ値である。 ※パート1第7話

・日本ビデオ規制委員会 - 日本ビデオ倫理協会

・打ち上げに失敗した放送衛星事業用ロケット - 補完衛星BS-2Xを搭載したアリアン4(1990年2月22日に打ち上げ失敗)

・車両筐体でワイド画面のレースゲーム - セガバーチャレーシング」 ※パート2第1話で海野が興じる。

レンタルショップWADAYA - TSUTAYA

・まんがまつり『デビルマン』『キューティーハニー』同時上映ポスター - 東映まんがまつりマジンガーZ対デビルマン』(1973年夏休み公開)、『キューティーハニー』(1974年春休み公開) ※パート1第7話
 

その他の史実に基づくエピソード

・村西が債権者にダムに飛び込めと命じられる描写は史実が元になっている[1]

 

史実と異なるエピソード・演出

・1986年12月にハワイで逮捕された後に、釈放のための司法取引の金策目的で『SMっぽいの好き』が発表される点。実際は同年10月レンタル開始。

・パート2第2話で顔面シャワーブームを仕掛けた時期を1990年としているが、実際は1986年。 

奈緒子が「コマネチ」をしながらビートたけしの声真似で「バカヤロー」と言うシーンがあるが、当時はそのようなステレオタイプのたけしのものまねは定着していない。(お笑い第四世代らが松村邦洋のものまね芸の模倣をしたことで普及したのであり、「バカヤロー」を用いるものまねは鈴木末吉アントニオ猪木モノマネのセリフ「なんだバカヤロー」が一般的であった)

・学生時代の黒木香パラパラを踊るシーンがあるが、振り付けが平成時代の第2次パラパラブームの時のものである点。

伊藤つかさ(1981年歌手デビュー)のポスターに「NO MUSIC, NO IDLE?」とキャッチコピーがあるが、元ネタのタワーレコードが「NO MUSIC, NO LIFE」を考案したのは1994年である。また、当時アイドルファンは成人男性の趣味として市民権を得ておらず、元祖ロリ系アイドルとおしゃれな音楽文化のイメージを重ねた演出は矛盾する。

 

出典

 1. ^ 実話BUNKAタブーチャンネル 『全裸監督』の表と裏を原作者本橋信宏から中村淳彦が暴き出す YouTube 2021年7月2日

 2. ^ 📼うらびでおウィキ(昭和)📼 @Jporn_vintage Twitter 2019年8月21日

 3. ^ 山本リンヂ偏奇館 - 同ブログには他にも全裸監督に関する情報が多数記載されている。

 

外部リンク

全裸監督公式サイト Netflix

 

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